第1志望と言うべきですか??

学生さんからよく頂く

「第1志望と言うべきですか?」という質問があります。

他の企業の方と話していると、第1志望と絶対に言うべきとおっしゃる採用担当者もいます。

 

私個人の意見として、必ず「第1志望」と言わなければ面接に合格しないあというと、そういうわけではありません。

 

学生も何十社と受けているのに第1志望なんて嘘だと思われるのでは??と悩んでいるのでしょう。

 

この「第1志望問題」について

時期、段階というものが大きいと思います。

就職活動早期段階(大学3年、M1の夏〜年内)では、まだまだ分からない事も多いでしょう。

この時点ではまだ決まっていないと言っても、私個人としてはOKです。

 

 

ただ、年を越して就職活動が本格的になった時期、もしくは部長クラスや役員面接で「第3志望でーす」と言わないほうがいいと思います。

 

なぜなら、全然タイプも違う2名のうちどちらか1名しか内定を出せないとなった時はより志望度が高い学生の方に内定を出すことになります。

以上のことより志望度は高いにこしたことはないのです。

 

では、ここからが本題の

「第1志望でもないのに第1志望と言っていいのか?」

という問題について。

 

結論からすれば、

「言っていい」です。

 

だからと言って「言えばいい」という事でもないのです。

第1志望と思っているのであれば、やるべき事があります。

 

・会社について調べる

・入社したら何をしたいか具体的に考える

・調べた事、やりたい事を考えているうちに出てくる疑問点などをまとめる→面接で質問する

などなど、入りたい企業と思っているなら色々とやるべき事があります。

 

面接ではこういうところを質問されます。

第1志望と言ってる割には全然調べてないなーとか、

うちの会社で何をしたいかについて全く話してなかった、

と言った話が役員からフィードバックされます。

もちろん、こう言う学生は不合格となります。

その会社に対して真摯に向き合ったかどうかが大事なのです。

 

逆に本当に第1志望と思っていても、そう言った事を考えていない学生はいい結果にならないという事です。

 

仮に複数の会社に応募していて、どの会社に対してもしっかりと向き合い自分が入社したいと思い、ちゃんとした志望動機を話せるのであればそれはもう第1志望でいいと思います。

 

もちろん、入社意欲が無い会社なら話は別ですが。

 

 

 

 

入社後のギャップ

17卒、18卒はいわゆる「売り手市場」。

氷河期に比べるとはるかに楽な就活で内定をゲットする学生が多かったのではないてしょうか。

 

逆に言うと、会社のブランドや規模だけで会社を選んでしまう学生が多いと予想できます。

 

おそらく今17卒の学生、つまり2017年4月入社の新人の中で既に転職を考えている人もいるでしょう。

もちろん、入社後たった4,5ヶ月、仕事と言える様な仕事もしないままです。

 

これはひとえに努力不足による弊害です。

企業側にも問題はあります。とくにメガバンクなどは数百人単位で内定を出さなければならないわけです。

だから、入社後に

「こんなはずじゃなかった」

とイメージしていた社会人像とのギャップに悩むわけです。

これを解消するには入社前にちゃんと考えて、ちゃんと会社の事を理解する、これにつきます。

でも調べたくても会社の社風や仕事内容について知る事には限界があります。

 

では、就活時にはとうすべきか。

私個人の見解としては

 

「やりきる」

 

これしか無いと言えます。

 

自分が何をしたいのか、

自分がどうなりたいのか、

自分ならこの会社にこうやって貢献していきたい、

 

具体的にイメージできるまで就活をやりきるしか無いのです。

 

やり切ったからと言って絶対後悔しないわけでもないです。

それでも、自分が悩み抜いて選んだ選択肢なら3,4ヶ月で投げ出す事は少ないのではないでしょうか。

 

うちの会社は4月頃にも内定を出しますが、その場で決めて欲しくない旨を伝えます。

絶対にやり切ってその上でうち選んでくれたら嬉しいと。

その結果他者を選ぶなら心より応援します。

でないと内定ブルーになった学生の対処に追われます。

お互い幸せになる為には学生のやりきる力が必要なのです。

 

あなたの弱みは何だと思いますか?

最近面接で「あなたの弱みや課題は何だと思いますか?」

と聞くと、

「一つの事に集中しすぎて他の事に手が回らなくなる」

と言った類の答えが返って来ます。

ほんとうに、めちゃくちゃ多いです。

 

誰かがそう言うように仕向けてるんじゃないのか??と疑いたくなるくらい多いです。

本当にそういう人も居るとは思いながらも、これだけ多くの学生が同じことを言うと信じられなくなります。

 

そもそも、世の中にそこまで集中力が高い人そんなに居る??って感じですね。

なぜその人の課題を聞くかと言うと、

その理由はもちろん、その人の事を知りたいからです。

 

課題を聞く事で客観的に自分の事見ることができているとか、

課題に対してどう取り組んでいるのか、などなど。

 

なのに、口を揃えて「集中しすぎる」だなんて・・・。  

 

にも関わらず、面接を受けに来ている会社の事はあまり調べていなかったりする。

うちの会社にはまだ集中してないのね、などと意地悪を言いたくなるくらいです。

 

とにもかくにも、もし本当にじぶんの課題がそうであっても違う課題を言った方がいいかもしれません。

人間なら課題なんて2つ3つあるでしょう。

ネットに依存せずに自分の事を話せるようになると言うことは大切だと思います。

頼るなとまで言いません。ぜひ、ネットの情報は参考程度にした方が「らしさ」が出るのではないかと。

 

 

 

成長できる会社、教育制度が整っている会社

17卒、18卒と学生優位と言える就職活動。

19卒の学生も動き始めている頃でしょう。

ここのところ、学生と話をしているとふと引っかかってしまいます。

 

どういう基準で会社を選びますか?

 

こう言った類の質問、つまり就活の「軸」ってやつですね。

これを聞くと多くの学生が

「自分が成長できる会社」と答えます。

 

確かに入る企業によって成長の度合に違いはあるでしょう。

ただ、会社に求めている事ばかりを話す学生があまりにも多いと感じます。

 

社員教育は非常に大事ですし、重要視する事は否定しません。

しかし、

「あなたはどういう事を成し遂げたいのですか??」と聞きたくなります。

福利厚生にしても、教育制度にしても「会社から与えられるモノ」を大事にしていますって聞こえてしまいます。

 

1人採用するという事は、長期的に数億円の投資をするという事。

少し考えれば企業と学校の境目はすぐに気づく事ができるはず。

 

あなたがこの会社に入るとどんないいことありますか??

という質問に対しての答えを聞きたいです。

 

面接中に考えている事

前回は面接中というよりは、面接の前後を含め全体的なお話を致しましたが、

今回はまさに『面接中』に何を見ているか、何を考えているかをお伝えしたいと思います。

 

まずは、第一印象。

こればかりは個人差が大きいのではないかと、思います。

 

多くの企業において新人研修で教える「メラビアンの法則」や

「ハロー効果」などこの辺りは多少は意識してもいいかもしれないですね。

 

次に、話す内容について。

 

学生の方からもよく相談を受けます。

「体育会系の部活に入ってるわけでもないし、特に話すことがない」

 

私も学生の時そうでした。

浪人していた私は中高の同級生が先に就職活動を始めます。

 

話を聞いていると、

「学生の頃1番力を入れた事はなんですか?と聞かれる」

とか言ってるのですよ。

 

んー。これは困ったと思いましたね。

私はアルバイトと毛先を遊ばせる事しかしていないただの学生。

 

そこで、安直な私は今から就職活動の為に新しい何かをしよう、と思い立ち新しい事を始めました。

 

中には海外へ留学、バックパックで何ヶ国も旅行した、学生団体を立ち上げた、など中々普通の学生に出来ない事を話す学生も少なくありません。

 

しかし、先述したような活動をすればいいという事ではありません。

 

一見大した事がないと思われることでも、本人が全力でしかも、自分の意思で動いた事であればそれは立派な

「1番力を入れた事」だと私は思います。

 

「自ら考えて、更に行動する」

これが大事なのだと個人的に思います。

 

少し長くなってきたので、次の話題はまた次回という事でこの辺で失礼致します。

 

 

 

 

 

 

 

 

面接中に見ている事

よく学生の方から

「面接中はどういうところを見ていますか?」

と質問されます。

 

これに対して的確に答えるのは難しいですね。

 

結論から言うと、「全部」です。

30分、40分という短い時間で面接に来られた方がどういう方なのかをできるだけ知りたいのです。

 

〇〇さんどうぞ〜

 

に対しての返事から帰るまで全て見ています。

 

これを言うとチェックされていると思うかもしれませんが、

面接官は次のステップに進んでもらった場合何故この人が良かったのか・・・

を説明するわけです。

 

例えば上司から聞かれた場合、

「なんとなくいい感じだったので」

とは言えるわけもなく、具体的にどういう学生だったのかを説明します。

 

面接ではその方の人となりが分かる為にも、最初から最後まで見ているということです。

 

では、実際に面接中に話す内容についてはどうなのかという事については次回に説明していきたいと思います。

 

面接官が考えていること

今回は新卒採用における面接、特に1次面接において面接官の私が何を考えているかをお伝えしたいと思います。

 

まずは大きく考えて、その一次面接に何人参加して何人次ステップに進むのかということ。

これによって、大体の合格者の数を考えます。

次に、部署ごとに何人必要なのかという事を頭に入れて面接に臨みます。

簡単な例で言うと、事務系と技術系では全く別物という事です。

 

私が働く会社では、「次ステップには必ず◯◯人あげる」という事はありません。

上記のおおよその基準となる人数はあっても、「合格」と思う人が少なければそれを下回る場合もあります。

(※会社や時期によって、今回は必ず50人揃えろというような指示がある場合もあるかもしれませんが・・・。)

 

大学受験のように定員と受験者数があって倍率◯倍といったような考え方ではないということですね。

 

まずは、そのような前提にあるという事を頭の片隅にでも置いて頂ければと思います。

 

次回には実際に面接中に何を見ているかについて進めていきたいと思います。